ここでは、私たちのふるさとである「佐名伝(さなて)」について紹介します。
●佐名伝の所在地
佐名伝は、奈良県吉野郡大淀町にあります。大淀町の中では西の端、吉野郡の中では北西部に、奈良県の中ではやはり西の端に位置します。
奈良県橿原市方面からは国道169号線を南下し、370号線を経由して車で約30分、電車の場合は近鉄吉野線の大阿太(おおあだ)駅が最寄駅です。
南には、国道370号線をはさんで、吉野川が流れており、シーズンには鮎釣りや最近ではカヌーの愛好家の皆さんがたくさん訪れます。
全109戸というこじんまりとした村は、人口の大半が暮らしている平地と、村の中心的な産業である梨栽培の梨園が広がる山とに分かれています。
以前は農業で生計をたてる家が多かったのですが、現在では大阪へも電車で約1時間という通勤圏ということもあり、会社勤めの人間の方が多くなっています。
●佐名伝の歴史
佐名伝には、佐名伝遺跡と呼ばれる縄文時代の遺跡が発見されており、とても古くから集落があったことがわかっています。
佐名伝という地名ですが、初めてこの地名を見た人は「さなて」とはとても読めないはずです。昔は、「佐那手」と書かれていた
そうで、これは佐名伝が天皇に供える米を作る、いわゆる天領であったことを示しているそうです。
「佐那」というのは天皇に供える米、という意味で、「手」はその米を作っていたという意味ではないかということらしい。
その他にも、佐名伝の中には、かつて大きな寺があったと思われる小字名が多数あったりするなど、歴史的にも
興味深い点がたくさんあります。詳しくは、「大淀町50周年記念行事」の1つである「歴史探索グループ」の活動
紹介ページをご覧ください。

●佐名伝の文化、産業
童話作家の花岡大学さんは佐名伝の出身です。佐名伝には花岡大学さんの童話碑があります。花岡大学さんについては、詳しくは、「大淀町50周年記念行事」の1つである「花岡文学グループ」の活動の紹介ページをご覧下さい。
産業としては、梨栽培があります。奈良県の梨というのは、一般にはあまり馴染みがないかも知れませんが、隣の薬水地区と共に、何度かメディア等でも紹介されました。佐名伝では全戸の約3分の1が、梨栽培を営んでいます。
また、梨の花は、大淀町の町花にもなっていて、写真の通り、白い綺麗な花です。
●佐名伝の行事
上にも書いた通り、佐名伝は古い歴史を持つ村ですので、伝統的な行事がいくつもあります。
例えば、1月には「とんど」という行事を行います。これは、竹や木を大きく組み上げて、その中には各自が正月の
飾り物や書初めなどを入れて、それに点火し、豊作や安全を祈願します。4月には、梨の豊作を祈願して、
梨園が集まっている山にある金毘羅さんのお祭りを行います。海の神様である金毘羅さんが山にあるというのは、
不思議な気がしますが、これも歴史的な理由があるのでしょう。また、10月には「御仮屋」を建てるという神事も行われます。
このような行事については、今後随時、「イベントの紹介」のページで紹介していく予定です。